いのちのたび博物館 歴史友の会

アクセスカウンタ

zoom RSS 4/21(土)の講演会の感想

<<   作成日時 : 2007/04/27 19:33   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6

 ずいぶんと日にちが経ってしまいましたが、4月21日の広瀬先生の講演会の感想を書きたいと思います。会場はいつもと同じ、いのちのたび博物館ガイド館でおこなわれました。出席者は165名とのこと。

 内容は、おもに”彩色系”装飾古墳に描かれた絵のモチーフをどう理解するか、そこから何を読み取るか、というお話がメインでした。

 先生は謎の多いといわれている装飾古墳の絵のうち、船が描かれたものに着目します。
現在の考古学研究では、古墳時代において死者は、船に乗せられてあの世に行くと考えていたという説が主流です。同志社大学の辰巳和弘さんなども同じ説です。これは沖縄や南西諸島の民俗としてある、海の向こうの他界、「ニライカナイ」(理想郷)の思想から類推したものと考えられます。
 ですが、広瀬先生によれば、船は死者を乗せて他界に行こうとしているのではなく、他界にまさに着いたところだというのです。このことは船の方向から推測することができます。

 よって装飾の描かれた横穴式石室の中こそが「他界」だったというのです。また、横穴式石室には追葬(次に死んだ人を同じお墓に納めること)がされることから、古墳時代の他界は行ったり来たりすることもできるものだということです。
 
 船の例が少ないのは少々気になりますが、新しい古墳時代の死生観として大変興味深い内容でした。

 さて、今回もご講演にかかわる内容の読みやい、お勧め書籍を掲載します!ただし、あまり近隣の図書館にはおいていないようです。読みたい方は博物館の方に聞いてみましょう

↓『日本人の心性を探る』 2006年刊行 広瀬和雄編 歴史研究の最前線 Vol.6 国立歴史民俗博物館 945円

画像


また、インターネットでも買えるようです。
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%AE%E6%9C%80%E5%89%8D%E7%B7%9A%E2%80%95%E7%B7%8F%E5%90%88%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%96%87%E5%8C%96%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%A7%91%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%B0%82%E6%94%BB-Vol-6-2006March-%E5%BA%83%E7%80%AC-%E5%92%8C%E9%9B%84/dp/4642079637/ref=sr_1_14/249-8943898-2650730?ie=UTF8&s=books&qid=1177669353&sr=8-14

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
情報ありがとうございます。早速ネット購入いたしました。
蕨手
2007/04/28 05:53
 また、リンクも設定いたしました。こんな所で良かったでしょうか?訂正が必要であればコメントを書き込んで下さいね
蕨手
2007/04/28 06:33
おお!蕨手さんお早い反応ありがとうございます。本はいかがでしたでしょうか〜。一緒に掲載されている常光徹氏の「しぐさと呪い」も結構興味深い内容です。
miyamoto
2007/04/29 17:25
それと、リンクありがとうございます。ついでに蕨手さんのもうひとつのブログものぞいてきました。散る桜、きれいでしたね〜。写真お上手ですね。
miyamoto
2007/04/29 17:35
 お褒め頂きありがとうございます。つい調子に乗ってしまいそうです。
 広瀬先生の本は今日届きました。連休中にじっくり読んでみます。実はチョット前に辰巳先生の本も入手しております(まだ詳しく読んでません)ので比較してみようと思います。
蕨手
2007/05/02 00:12
 先日のご講演について自分なりにまとめて投稿いたしました。間違い等あればご指摘下さい。
蕨手
2007/05/03 05:43

コメントする help

ニックネーム
本 文
4/21(土)の講演会の感想 いのちのたび博物館 歴史友の会/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる